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からだを左右に揺らしながら


さっきまで囲炉裏に燻された黒い屋根裏の垂木にぶら下がっていたのに、

手を休めて目をやるともういない。

時折、海風が家の中を吹き抜けていくが、磯の香りは何故かしない。

目線を下ろすとフォールディングチェアの上で何やら遊んでいる。

近づいて行くと鎌をゆっくり持ち上げ、からだを左右に揺らしながら近づいてくる。

落ちたのか。 飛んだのかな。

Published in 散歩 未分類