椅子を製作する上で強度を持たせるのに四方胴突きがあるんですが、
この仕口は捩れや緩みを抑えるために十分な強度を持たせる事が出来ます。
椅子やテーブルなどは足や貫が転ぶとすべての接合部の仕事量が半端ではありません。
丸ホゾ椅子の転びは角度治具があれば何の難しさもありませんが、平ホゾで作られたものはそうはいきません。
後ろ足が開きカーブすると貫と背もたれなどの角度と寸法が一様ではなくなってきます。
作図するのにキャドを使っても正確な数値を出すのにけっこうな時間が掛かり、図面から寸法を拾い出すのも大変なんですね。
近頃、椅子を作らない木工屋さんもいたりしますが、楽しみながら取り組みたいですね。
そしてきょう一日どっぷりとスケッチアップに浸かってみました。
分かりやすく、実に良く出来ています。多くの方に使われるのが納得です。
数値入力して正確に作図してみました。隠れて見えませんが、ホゾ部分もすべて書き込んであります。
寸法の拾い出しも正確で、慣れると難しくありません。
四方転びの椅子もつまずかずに作れそうです^^